谷合正明参院議員が昨年11月予算委員会で提案し実現した、中小企業就活支援サイト「ドリーム・マッチ プロジェクト」の初めての就職説明会が開催されました。以下、公明新聞の紹介記事を転載します。
(東京事務所)
学生と中小企業を橋渡し
目標を大幅に上回る学生らが参加した「ドリーム・マッチ プロジェクト」の合同説明会=20日 福岡市
企業や学生の参加状況などについて説明を受ける秋野氏(右から3人目)ら
就職説明会を初開催
福岡会場を秋野氏ら視察
目標上回る参加者
ミスマッチ解消へ支援
就職活動中の大学生らと中小企業を“橋渡し”する「ドリーム・マッチ プロジェクト」(中小企業採用力強化事業)の合同説明会が20日、福岡市内で初めて開催された。同プロジェクトは、経済産業省の補助を受け、日本商工会議所が株式会社リクルートに委託して実施。公明党も強力に推進してきた。この日は、公明党の秋野公造青年局次長(参院議員)、大塚勝利・福岡県議、成重正丈・北九州市議が会場を視察し、学生の就活支援の在り方を探った。
同プロジェクトは、「大手志向」が強い学生側と、多くの労働力を必要としながらも、費用や労力の問題で採用に苦心する中小企業側とのミスマッチ(求人と求職のズレ)の解消を図るのが目的。
登録した中小企業は、同プロジェクトのウェブサイトを活用した学生とのマッチング(適合)支援を無料で受けられたり、合同説明会に参加できるといったサービスが受けられる。一方、学生側も、2011年3月に卒業予定の大学生らに加え、10年3月に卒業した新卒未就職者も、同プロジェクトを利用できる。
初の合同説明会となった福岡市の会場には、47社の企業と1400人以上の学生らが参加し、面談や選考が行われた。九州北部で営業を展開する株式会社ダイワの人事担当者は「このプロジェクトのおかげで、このような場を設けることができ、大変にありがたい」と期待を表明。ある男子学生は「まだ内定が得られていないので、ここで選考まで進みたい」と真剣な表情で話していた。
視察の中で、秋野氏らが、企業や学生の参加状況について尋ねると、経済産業省の担当者は「参加企業枠もほぼ埋まり、目標700人だった参加者を大幅に上回る結果となった。高い関心が集まっているのではないか」と語っていた。
秋野氏は「大手志向になりがちな学生の課題など、就職難の背景にある構造的な問題を知ることができた。若者と中小企業をつなぐ同プロジェクトは重要であり、恒久的な取り組みにできないか、検討していきたい」と述べた。
ウェブサイトも好評
党青年委など強力に推進
合同説明会は、今後、8月24日に札幌市、9月4日に東京、同5日に名古屋市、同7日に仙台市、同10日に広島市、10月23日に大阪市と、全国6都市で順次開催される予定。
なお、就職支援ウェブサイトも7月12日から本格稼働しており、登録企業は約1200社、大学生らの登録も約3万人に上るなど、順調に推移しているという。
同プロジェクトについては、公明党が強力にリードしてきた。
党青年委員会の谷合正明委員長(参院議員)は、09年11月の参院予算委員会で「中小企業と新卒者向けの求職情報システムをつくるべき」と政府に要望。
山口那津男代表も10年1月の参院予算委で、「政府として中小企業の就活応援ナビをつくり、強力にミスマッチを解消する支援策が必要だ」と、重ねて対応を迫っていた。
(公明新聞:2010年8月21日より転載)
学生と中小企業を橋渡し