2023年07月29日 1面
被爆78年の8月6日を前に、公明党広島県本部のHIROSHIMA平和創出委員会(委員長=田中勝広島市議)は27日、広島市で「平和創出行動」を実施した。谷合正明核廃絶推進委員長(参院幹事長)、矢倉克夫青年委員会顧問(参院議員)、日下正喜、平林晃の両衆院議員らが参加した。
同市中区の平和記念資料館(原爆資料館)で開かれた平和創出大会は、全国の青年局議員がオンラインで視聴。あいさつした谷合氏は「先のG7広島サミットで各国首脳は被爆の実相に触れた。しかし、サミットはゴールではない。被爆者の皆さんの思いを受け止め、一日も早く核兵器のない世界を築くために、核保有国と非保有国の“橋渡し役”を果たしていきたい」と力説した。
矢倉氏は「青年の力を結集し、ヒロシマの心を胸に核なき世界へ共に闘っていく」と訴えた。
また、大会では「原爆の子きょう竹会」会長の早志百合子さんが自身の被爆体験を語り、広島平和文化センターの香川剛広理事長が講演した。
これに先立ち、一行は今年で51回目となる被爆者慰問、原爆慰霊碑への献花を行った。広島赤十字・原爆病院と原爆養護ホームで入院・入所する被爆者を見舞った後、平和記念公園内にある原爆死没者慰霊碑と韓国人原爆犠牲者慰霊碑に献花し、核兵器廃絶を固く誓った。