2024年05月18日 2面
参院選の「1票の格差」是正に向け各会派で議論する選挙制度専門委員会が17日、国会内で開かれ、参院選挙制度のあり方について、各会派が意見表明を行った。
公明党の谷合正明参院幹事長は、公明党の選挙制度改革案について「現行の選挙区と比例区を一本化し、全国11ブロック、個人名投票による大選挙区制が適当だ」と表明。全国11ブロックの大選挙区制を導入することで「1票の格差は、1・1倍程度となり、投票価値の平等は限りなく追求される」と説明した。
また、参院の役割として「多様な民意を吸い上げて国政に反映させる役割が求められている。参院の独自性を発揮していくためにも、ブロック制は妥当だ」と訴えた。
人口の少ない選挙区を統合する「合区」については、導入により「1票の格差」は是正されたものの「特定の地域のみ適用されている不合理は解消すべきだ」との見解を述べた。