10月28日の木曜日、無事に国会初質問を終えました。農林水産委員会で、自民党から1人、民主党から2人、公明党から2人、共産党から1人質問にたちました。公明党に与えられた30分の時間を福本潤一議員と私で半分にして、15分の質疑をいたしました。私がした質問は、農家の担い手の対象について、都市農業のあり方、台風23号による風倒木被害、そして野生鳥獣による農作物被害についてでありました。今回の質問は、日本の農政の大きな課題ばかりで、一気に事態が急変するわけではないことは承知していますが、どれも大事なことばかりで、今後も粘り強く、改善に向け、結果を出していく決意です。参議院は6年間の任期があります。長くて4年間の任期の衆議院と比べ、時間はあります。農林水産業のように長期的に取り組む事項が多い場合、参議院の果たすべき使命というものがそこにあると思います。
質問の様子は、公明新聞、地元岡山の山陽新聞、日本農業新聞に載りましたので、翌日から反響がありました。とりわけ風倒木被害に関連して林野振興についてのご意見を頂いております。兵庫県西部の宍粟(しそう)郡の林業地域で、近年風倒木だけでなく、雪の重みで森林が倒れる被害。中国への木材輸出をはじめた島根県の取り組み。岡山県の真庭地域での木質バイオマス発電の取り組み。山に放置されていた間伐材が台風によりたくさん流されてきた兵庫県北部での災害。ひとつの質問をきっかけにして、今後掘り下げるべき課題をたくさん教えて頂きました。現場第一主義でしっかり取り組んでまいります。
さて来週10日にはイラク復興支援・武力攻撃事態対処特別委員会で質問にたちます。イラクを含め危険地域で人道支援活動をしてきた経験を活かし質問にたってまいります。
(谷あい)
【エッセー】初質問を終えて