正常化といっても、外交の話ではない。国会の話である。焦点だった北九州市長選と愛知県知事選が、与党と民主(などの野党)で1勝1敗になったことから、野党の国会戦術がどうでるかが余計に分からないが、野党は早急に国会の審議に戻るべきだ(というか政党・国会議員として当たり前だ)。
明日と明後日は参議院で補正予算が審議されるが、災害復旧、学校の耐震化、新型インフルエンザ対策など、重要な予算が計上されている。「格差是正国会」と言っておきながら、それについて国会で論じることなく、街頭やテレビで厚生労働大臣の発言がけしからんと叫ぶだけでは議会人ではなかろう。政治とカネの問題では、民主党もアキレス腱を抱えているから、国会論戦をさけているのではないかと勘ぐりたくなる。
統一地方選挙と参議院選挙を向かえる国会だからこそ、しっかりとした論戦を国民は望んでいるはずだ。
(谷あい)
【ブログ】一刻も早い正常化を