本日、事務所にアフガニスタンからのお客さんが来られました。日刊紙記者のガーズィム・アリー・グルザーリさんと雑誌編集長のアブドゥル・カハール・サルワリーさんです。二人は(財)フォーリン・プレス・センターのアジア・中東長期記者研修で来日中。二人とも私より若い新進気鋭のライターです。
政治と宗教、日本のODAについて意見交換をしました。とりわけ、アフガン復興のためには教育分野、とりわけ識字率向上が大切な点であることを確認し合いました。その点、テレビ、ラジオ、新聞などの媒体の役割は大きく、2人はこの分野への日本の支援を強く期待されていました。
ちなみに日本からはカブールTV放送局機材整備(02年1900万ドル)、ラジオを通じた情報普及(03年37万ドル)、カブールTV放送施設整備(03年650万ドル)などメディア支援をおこなってきましたが、2人の実感として、そうしたODAの効果が十分に現れていないとのことでした。(もちろん日本の支援には感謝されての上の話です)
タリバン政権が崩壊してから5年が過ぎ、辛抱強い国際社会のかかわりが求められています。
(谷あい)
【ブログ】アフガニスタン人記者から要望を受ける