一昨日の夜、党本部で、通訳、外国通信社、外資系企業等で働く若手社員・経営者の皆さんと懇談をいたしました。皆さん、共通項は留学経験者。仕事でも世界とのやりとりをされている方々です。
世界から日本のマーケットがどのように評価されているのか。BIG LOCAL MARKETと揶揄されているとの指摘には思わずうなってしまいました。
そのほか英語力の底上げ、外国人労働者をどれだけ受け入れるのか、ODAの質の向上、地方自治体による国際協力の推進など様々なご意見を頂戴いたしました。
またアフリカ開発会議やサミットを控え、青年として何ができるのかという観点からも意見交換をさせていただきました。
その中で話題になったのが、携帯電話に内蔵されているレアメタル。日本はタンスに眠っている古い携帯電話などをすべて回収すれば、地下資源大国の南アフリカ1国に埋蔵されているレアメタルの量をしのぐといいます。
今日、たまたまKDDI本社を訪問しましたので、その話をいたしました。日本では携帯台数は1億台を突破しながら、かつ毎年2000万台から3000万台規模の新規端末が市場に出回っています。世界的に見て回転率の高さは際立っており、そのリサイクル問題は通信業者としても看過できないとのことでした。
もうひとつは携帯電話を購入する際、必ず付いてくるマニュアル本の扱いです。分厚い資料でほとんど読まれずに捨てられるので、携帯販売店では回収を始めたようです。厚い資料×3000万台で計算するとすごい量の紙が無駄に消費されていることになります。
隗より始めよ。サミット議長国日本は省エネ技術を世界に広げるとしているが、携帯端末のリサイクル、そしてマニュアル本の簡素化・回収といった足元からの環境対策も求められています。
(谷あい)
携帯電話とレアメタル、そしてマニュアル本