(平和公園内にある浦上天主堂の遺構)
3月16日(日)には長崎を訪れました。爆心地の長崎平和公園にて献花をさせていただいた後、被爆者団体との意見交換を行いました。
原爆症認定基準見直し以外にも、被爆2世の健康診断、被ばく体験者、在外被爆者の問題について意見交換をいたしました。
認定基準見直しについては、最終的に被爆者救済の理念が盛り込まれました。これは原告団から要望がなされていたものです。与党PTのとりまとめには理念があるが、厚労省の審査の方針にはそれがないとの批判があったのです。
しかしながら、対象疾患の拡充などの要望に応えていないとして、原告団の方々は新基準の4月運用開始の延期を求めております。
原告団の気持ちは十二分に理解できます。しかし、約1700人の方が審査を待っていること、被爆者が高齢化していることなどから、4月から新基準による積極的認定の運用を開始していくことも大事だと考えます。
集団訴訟については、個別審査にかかるところもあり、与党PTとして運用を注視していきたいと考えます。
(谷あい)
原爆症認定の新基準について