特急いなばで岡山から鳥取市へ移動。
まずは2月に訪れた杉のまち若桜町を再訪した。
若桜町の抱える林業問題について3月、4月と国会質問をしたが、本日再度、林業関係者と製材所や間伐の現場を訪れ、林業の抱える構造問題について研鑽した。
若桜町には製材所があるが、地元産の木はゼロ。県外などから丸太が運びこまれる。
林業の新生産システムが始まると、大手の製材所に丸太が集中し、中小の製材所が淘汰されると話を伺った。
林道から延びる作業道。こうした道がないと山の手入れは出来ない。
杉林の間伐。密集しすぎで樹齢のわりに細い幹。山の所有者が分からず間伐が進まない。鳥取の地籍調査は全国から見てかなり遅れている。
午後から、鳥取大学の農学部の学生を中心に懇談会。新規就農の理想と現実について議論。ユースポリシーに掲げた「過疎集落青年協力隊」(昨日の日本農業新聞に掲載されました)の具体性についても意見交換。
さらに男女青年党員・支持者の皆様とそれぞれ懇談会をした。
不安定な雇用環境、年金、医療制度について質問が出る。
福祉、介護職員の待遇の問題は深刻だ。介護職員を養成する専門学校では、講師が介護現場で働くことを勧めないという。安心して働ける環境を築いていかなければならない。
明日は島根の松江へ行きます。
(谷あい)
林業現場を視察、農学部生と懇談ほか -鳥取