岡山市内のハローワークと、若者向けのおかやま若者就職支援センターを訪問した。
ハローワークは、昨日が祝日ということで今日は大変人が多く、来場する車で周辺は渋滞となっていました。とにかくその混雑に驚きました。この施設での新規求職者の数は1月度3532人で、前年同月比25%増。さらに雇用保険受給決定者は1186人で、前年同月比85%増。近年で一番雇用が悪化した平成13年の電機メーカーによるリストラ時を超えるかも知れないと所長さんから話を伺った。職員は昼ごはんも取れない状況とのこと。
現在、日曜日の施設は開かれていないが、派遣の2009年問題も重なる年度末は、私は緊急に土日対応をすべきだと考えているが、ハローワークの臨時の人員強化は必要不可欠だ。
さらに、若者就職支援センター(いわゆる就労相談するジョブカフェ)でも、昨年秋ごろから登録者が急増している。各月の対前年比でも30%~70%増という結果だ。来週には、大学4年生でまだ就職未決定の人を対象にした合同セミナーも開催されるが、参加する企業が前年比で100社ほど減っているという。
一方、職種を選ばなければ、求人倍率の高い分野もあり、いかにマッチングさせるかが大事であると指摘も受けた。さらに、こうしたジョブカフェの事業は毎年事業者を行政が競争入札させるので、キャリアカウンセラー自身が非常に不安定な身分で仕事につかないといけない現状を嘆いておられた。
補正予算が成立したからと言って問題が即決するわけではないのは承知しているが、現状の深刻さをあらためて認識した。若者の雇用問題に、毎日前進が生まれるように取り組んでまいりたい。
(谷あい)
ハローワーク、若者就職支援センターを訪問 - 岡山市