谷合正明公明党薬物問題対策PT座長は、9月4日、東京都小平市で脱法ハーブ問題についての現地調査を行いました。以下、公明新聞記事を転載します。
(岡山事務所)
和田部長(右から4人目)らから説明を聞く党プロジェクトチーム=4日 東京・小平市
党薬物問題対策PT
研究センターを視察
公明党薬物問題対策プロジェクトチーム(PT、谷合正明座長=参院議員)は4日、東京都小平市の国立精神・神経医療研究センターを訪れ、麻薬などと似た興奮・幻覚作用がある「脱法ドラッグ」などについて薬物依存研究部の和田清部長らと意見を交わした。谷合座長、浜田昌良副座長、竹谷とし子事務局長(いずれも参院議員)が参加した。
一行は、和田部長から同研究部が行っている研究について説明を聞いた。和田部長は脱法ドラッグについて、成分が不明で何が起こるか分からない点や薬物依存になる前に急性中毒に陥ることなどを挙げ、「薬物というより毒物」と強調した。
また、幻覚や興奮作用のある薬物を乾燥植物に混ぜた「脱法ハーブ」と覚せい剤の乱用・依存患者とを比較すると、脱法ハーブの乱用・依存患者らは「比較的恵まれた生活環境の中で、十分な教育を受け、社会的逸脱も目立たないが、自己不全感の中で不安や抑うつで精神科受診歴を持つ人が多い」と指摘した。
視察後、谷合座長は「脱法ハーブの問題は、早急に(構造の似た物質をまとめて規制する)包括指定を行うよう、政府に働き掛けていきたい。また安易に薬物に手を出さないよう予防・啓発も必要だ」と語った。
(公明新聞:2012年9月5日付より転載)