谷合正明参院議員は6月2日、横浜市で開催中のTICADで開かれたソマリア復興についてのシンポジウムに、パネリストとして出席しました。以下、公明新聞記事を転載します。
(岡山事務所)
シンポジウム終了後、イボンヌさん(左)と談笑する谷合氏=2日 横浜市
ソマリア支援シンポで谷合氏が見解
イボンヌ・チャカチャカさんも基調講演
横浜市
公明党の谷合正明参院議員は2日、横浜市で開催中の第5回アフリカ開発会議(TICAD5)の関連行事として、特定非営利活動法人(NPO法人)「日本リザルツ」(白須紀子代表)が主催したシンポジウム「ソマリア紛争、海賊問題を考える」にパネリストとして出席し、意見を述べた。
これには、今回初来日したソマリア連邦共和国のハッサン・シェイク・モハンメド大統領のほか、“アフリカの歌姫”イボンヌ・チャカチャカさんらも参加。パネルディスカッションに先立って基調講演を行った。
国際医療ボランティア団体の職員として、ソマリア難民キャンプで実際に医療支援活動に従事した経験を持つ谷合氏は、日本が担うべき今後のソマリア支援について「医療者不足を解消すべく、現地人の中から地域医療を担える人材を養成すること」と述べた。
また谷合氏は、「ディアスポラ(母国を離れて暮らす人々のコミュニティー)や、現地で活動する非政府組織(NGO)への協力体制を構築すべき」と指摘。
その上で、「支援活動に携わる中で、尊い命が踏みにじられ、人間の尊厳が失われている場面に遭遇する時が一番つらい。世界で起きている貧困や紛争の問題に対して関心を高めることは、とても大切」と強調した。
同シンポジウムの終了後、谷合氏はイボンヌさんと懇談し、「人間の安全保障という考え方を日本に普及させていく」と伝えた。
イボンヌさんは「公明党には、ぜひ頑張ってほしい」と期待を寄せた。
(公明新聞:2013年6月3日付より転載)