【No.42 2010年6月20日】
《 「はやぶさ」予算にあらわれる民主党の無節操ぶり 》
こんにちは。谷合正明です。
今日は父の日ですね。全国のお父さん、おつかれさまです!
私の父は自動車会社のエンジニアでした。そんな父の仕事ぶりから、世界一を目指して奮闘する日本の技術者の意気込みや結束力というものを常に感じてまいりました。
先日、小惑星探査機「はやぶさ」が無事、地球に帰還しました!カプセルに小惑星イトカワの砂粒が入っていれば世界初の快挙になります。
はやぶさは、月以外の天体に着陸し初めて帰還し、約7年の世界最長航海から帰還し、そして、60億キロと最長距離から帰還した宇宙機としてギネスにも申請されました。
宇宙のなぞの解明に大きな成果を残すとともに、子どもたちにも大きな夢を与えてくれました。アメリカでもなしえなかった快挙に、日本の科学技術力に高さを再確認しました。
後継機「はやぶさ2」の開発費用は当初約17億円で計上していましたが、「政権交代」、「事業仕分け」でなんと、3000万円にまで削られました。
ところが「はやぶさ」が帰還すると、菅首相は「日本の技術水準の高さを世界に強くアピールした」と賞賛。
他の閣僚からも「今回の成功を受け11年度予算は検討したい」という声があがりました。「2番じゃだめですか」の蓮舫大臣は、今度は「科学技術の分野で一番を目指すのは当然だ」と言い出しました。
自らの手で削ったにもかかわらず舌の根も乾かないうちに、今度は予算増額?「事業仕分け」が無意味なTV向けの“宣伝”であったことを証明しました。
民主党は国家100年の計を考えない場当たり的な発言が目に余ります。言葉の軽い、いい加減な政策判断をする民主党に未来を託すわけには断じてまいりません!
(谷あい正明)