3月17日の参院農林水産委員会においての谷合議員の質問内容が、3月18日付読売新聞北海道版に掲載されました。(以下、3月18日付読売新聞北海道版より転載)
牛耳標偽装 チェック体制強化へ
牛の個別識別番号を記した耳標の偽装事件について、島村農相は17日の参院農水委員会で、全国で耳標の登録内容についての立ち入り調査回数を増やすなどの、チェック体制を強化する方針を明らかにした。
島村農相は「昨年12月、農家の巡回指導や立ち入り検査時に、耳標の装着の適正な実施を指導するよう、全国の農政事務所に指示した。全国13万個すべての検査と直ちにするのは難しいが、地域の実情をみながら指導強化したい」と話した。
釧路地裁北見支部で16日にあった判決で、問題の耳標が農水省令規格を満たしていないとして、牛肉履歴管理法違反については無罪となったことについて、島村農相は「驚いた。耳標をはずしているのに、納得しにくいと率直に感じる」と述べた。その上で、「省令で際装着できない構造となっているのに、現実にできるのだから、早急に対策を徹底するよう指示する」とした。
また、牛の出生、販売時などには、独立行政法人「家畜改良センター」(福島県)に個別識別番号とともに届け出て、生産履歴をデータベース化しているが、農水省の中川坦消費・安全局長は、年間約1000万件の内、書き漏れや誤記載などの修正作業が「1割程度ある」と明らかにした。質問に立った谷合正明議員(公明)は「制度は性善説に基づき、耳標装着は公的機関の立ち会いもなく、壊れても書類だけで再交付されると聞く。チェック体制の見直しが重要」と指摘した。
(3月18日付読売新聞北海道版より転載)
【活動記録】谷合議員の質問が読売新聞(北海道版)に掲載—-チェック体制強化へ