今日は岡山市内で開催された第12回日本緩和医療学会総会に顔を出しました。会長の田中紀章先生(岡山大学)に催促されて、急きょ、懇親会の折にあいさつさせていただきました。国会議員はほかに誰も来ていませんでしたから、大変に恐縮いたしました。
ちょうど1週間前の6月15日にがん対策推進基本計画が閣議決定され、緩和ケアの推進が柱のひとつになりました。がんにたずさわる医師(約10万人)を今後10年かけて、緩和ケアの研修をおこなっていくことも決まりました。
同15日には公明党の太田代表が安倍総理とともに東大病院の放射線治療の現場を訪れました。その際、総理から「太田代表とも相談し、(10年ではなく)5年以内に緩和ケア研修を終えるようにしたい」と報告がありました。
以上のことを、私のほうから壇上で報告させていただきました。田中会長からは、医師10万人に対する緩和医療研修、これを5ヵ年で達成する計画には感動ですと、コメントをいただきました。
その場にいた医学部の先生方も、大変喜んでおられましたし、5年でできるだろうとの見方を示されていました。緩和ケア推進に取り組んできた公明党に対し、強い期待を寄せていただいていることを実感しました。
先日、太田代表は岡山の街頭演説の中で、がん対策の推進を公明党がやってきた実績を強調されました。後で聞けば、がん対策に本気になって政府が取り組んでいることのメッセージを総理自ら国民に発信すべきと、太田代表が総理側に働きかけて、東大病院の視察となったようです。
国民総がかりで、がんに負けない社会を築いていきたいものです。
それにしても緩和医療学会は大盛会でしたが、それだけ注目されていることの証左だと思いました。
(谷あい)
【ブログ】日本緩和医療学会総会にて