谷合正明参院議員が視察に訪れた模様が、このたび公明新聞に掲載されましたので、転載します。
持続発展教育の普及へ
谷合氏
ユネスコスクール視察
岡山市
ESDユネスコスクール(持続発展教育)世界会議の成功へ――。公明党の谷合正明参院議員はこのほど、岡山市北区の県立一宮高校(中山広文校長)を訪れ、同校のESDに関する活動を視察した。増川英一県議と則武宣弘、中原淑子の両岡山市議が同行した。
同校はユネスコの理念に沿った活動を行う「ユネスコスクール」の認定を受けており、ユネスコや国連が推進するESDに積極的に取り組んでいる。
学校側との意見交換の席上、中山校長はユネスコスクールの認定について「海外研修や環境教育が評価された」と語った。
一行は、同校の授業を見学した後、部活動の「ユネスコ部」を視察。校内の節水に関する調査活動や、異文化交流を目的に他国の学校と共同で壁画を作成する「アートマイルプロジェクト」、製品を適正価格で購入することで発展途上国を支援する「フェアトレード」の普及活動などについて部員から説明を受けた。
視察後、谷合氏は「国内外のユネスコスクールのネットワークを強化し、意欲を持つ生徒に応える施策づくりが必要だ」と話していた。
今年は、2005年に国連の提唱でスタートした「ESDの10年」の最終年。10年間の取り組みを総括し、今後の活動を展望する最終年会合が岡山市と名古屋市で開かれる。岡山市では、世界のESD推進拠点となっている大学の関係者が集まる「グローバルRCE会議」(11月4~7日)、ユネスコスクールの高校生が取り組みを報告し合う「ユネスコスクール世界大会」(11月6~8日)、教員養成について話し合う「教師教育に関する国際会議」(11月14~17日)などが開催される。
一方、名古屋市では11月10日から12日まで閣僚級会合が開かれ、成果と課題をまとめた宣言が採択される。
(公明新聞:2014年11月3日(月)付より転載)