【No.72 2011年1月24日】
《 通常国会がスタート ― 議会改革 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
さきほど、国会での施政方針演説が終わり、メルマガを書き始めたところなので、遅い配信となりました。ご容赦ください。
本日1月24日より通常国会がスタートしました。6月22日までの150日間の会期です。政権交代から1年と4ヶ月。民主党は国民の期待に応える成果を出してきたでしょうか。
先ほどの総理大臣の施政方針演説。TPPや社会保障の負担という大きな課題などを列挙しました。問題は、推進するだけの施策の中身と政治力を持っているのかということですが、残念ながらあるとは言えません。
菅総理は夏までにマニフェストを見直すと言っています。また、一部の党幹部からは予算案の修正もありうる旨の発言が飛び出しています。こんな予算案に、到底賛成するわけにはまいりません。
参院選挙での民意をしっかりと受け止め、「戦う野党」かつ「責任野党」として、公明党にしかできない役割を果たしていく決意です。
さて、地方議会の改革が話題になっています。公明党は、議会のチェック機能と政策立案機能を明確にしていくため「議会基本条例」の制定の推進が必要だと考えています。他にも、情報公開で地方議会の「見える化」の推進もうたっています。
今後は各地の公明党議員が先頭に立って地方議会改革を進めてまいりますが、今国会で予定されている地方自治法の改正にも、公明党の考えを反映させるようにしてまいります。
国政も当然やらなければなりません。超党派の若手中堅議員による国会改革勉強会が先日、改革案を公表しました。公明党からは私と遠山衆議院議員が入っています。
予算委員会は政策論議としスキャンダル追求は別の場とする、党議拘束の原則廃止、議員立法の審議日確保、党首討論の夜のゴールデンタイム開催、ヤジ禁止(笑)など多岐にわたるものです。
次は議員団で、各党の党幹部に改革案を持って、要請活動することになっています。どういう反応になるでしょうか。また、ご報告します。
仕事をしない議員や議会が、一番の税金の無駄遣いであります。そういう議員や議会が生まれないような改革が必要です。国会議員の定数や歳費の削減も、選挙制度のあり方にともなって適正化してまいります。
(谷あい)